離婚ブログ

 

離婚ブログ

夫の浮気に最初に気が付いたのは、子供が生まれて間もないころでした。私は、切迫早産になってしまい、病院で安静入院をしていました。

 

妊娠7か月ごろから始まり出産間際まで入院していたので、その間、夫には実家に帰ってもらうことにしました。

 

家事ができるタイプの男性ではなかったので、生活に不便があると思ったからです。もちろん、週末にはお見舞いに来てくれていたので、その頃は浮気を怪しむということもありませんでした。

 

しかし、産後を実家で過ごし落ち着いてから住んでいるマンションに戻ったころから、夫の怪しい行動が気になるようになりました。具体的には、帰宅時間が遅くなり深夜になることも多くなったこと、携帯電話をお風呂までもっていくこと、携帯の着信履歴やメールの履歴などが一切削除されているのです。

 

以前は、携帯のロックもかけずに置きっぱなしにしていたのに、この変化にはかなりの怪しさを感じていました。一度、浮気を疑うともうそういう目でしか見られなくなり、いろいろなことに「おかしい」と思うようになりました。

 

そんな時、夫が入浴中に夫の携帯に電話がかかってきたのです。

 

「どうしようかな」と思いつつも、電話を取ってみると女の人でした。私が出るとすぐに切れてしまったのですが、お風呂にいる夫に問いただしたところ、意外にもあっけなく浮気を認めたのです。

 

「お前が病院にいて淋しかった。すまない」と謝る夫に腹は立ったものの、子供も生まれたばかりで離婚するわけにもいかず、一度だけ許すことにしたのです。でも、今となってはこのとき、「強い怒り」を夫にぶつけなかったのが良くなかったのかもしれません。

 

その後も、夫はたびたび浮気を繰り返し行きました。それでも、それ以外のことは文句がなかったので「病気みたいなものだ」と割り切って子供のために我慢していたのです。

 

しかし、ついにとんでもない事件が起きてしまったのです。

 

ダイニングテーブル

ある日、いつになく神妙な夫から「話がある」と言われ、子供を寝かせた後にダイニングテーブルの椅子に腰かけると、いきなり「別れてほしい」というのです。

 

突然のことでびっくりして「この人は何を言っているのだろう」と思いました。

 

唖然としている私をしり目に、夫は「子供ができてしまった。その人と一緒になりたい」というのです。一緒になりたいも何も結婚しているのに、どうしてそんな発想が出てくるのかわかりませんでした。

 

よく聞いてみると、嘘か本当なのか、「相手は両親を早く失い孤独の身であり、頼れるのは自分しかいないがお前には両親がいるから大丈夫だろう」ということでした。

 

あまりの言い分にあきれ返ってしまい、とりあえず「時間をください」とだけ告げました。次の日、両親に事の顛末を話すと「ダメな男だとは思っていたがここまでダメだったか」と私と同様、あきれ返っていました。

 

両親も私や孫のことを思い、夫を説得してくれたのですが彼の意志は固くて結局、離婚することにしました。私は実家に帰り、両親に子供の世話をしてもらいながら働きに出ることにしました。

 

仕事に行こうとすると子供が「ママ〜行かないで」と泣いて玄関まで追いかけてくるのでとてもつらかったのですが、両親も高齢で年金生活をしているので、自分たちだけでも精いっぱいで私たちを養う余裕もなく働くしか選択肢がありませんでした。

 

「どうして私だけがこんな思いをしているんだろう」そんなことを毎日考えていました。やりきれない気持ちや私は何も悪くないのにという納得できない思いをぶつけた先がブログでした。

 

「誰かに私の気持ちをわかってほしい」という一心でブログを毎日書きました。

 

「怒りや悲しみ、喪失感、不安」など感じているすべての感情をそこにぶつけていたのです。すると、私の離婚ブログを見た人からたくさんのコメントが寄せられるようになりました。「頑張って」と応援してくれる方や「私も同じだよ」と共感してくれる方などいろいろな方のコメントが私の心に響きました。

 

一時期は、あまりにもこの状態がつらくて「いっそいなくなりたい」とまで思い詰めていたのですが、ブログを始めてからだんだんと自分の中での気持ちも変化してきました。自分の感情をため込むことはせずに、思っていることはどんどん吐き出したほうが気持ちが楽になるということをブログを初めて知りました。

 

もしかしたら、夫にも最初に浮気したときに、泣き叫ぶほどの怒りをぶつけていたら少しは反省したのかもしれません。性格的にもめ事が苦手なので、「私だけが我慢すればうまくいく」と思っていた節もありました。

 

そして、月日が経つにつれて

 

「ダメな男と一生過ごすよりも子供と二人で生活したほうがいい」と思えてきたのです。私以上に悲しい経験をした方もいて、様々な方のコメントから「生きているだけでいいんだ」という気持ちにもなってきました。「離婚ブログ」が傷心の私を救ってくれて前向きに生きることを教えてくれました。